娘を愛する創作者達への称賛歌


童話作家アンデルセン視点で語られる創作者としての苦悩と心の叫び。
夢と愛を語る作家は報われる事の無かった自身への愛の結末を胸に抱き、同じく満たされず欠けた報われぬ同胞へ夢を与え続ける。
作品の成功とは裏腹に自身に積もる猜疑心に彼はとある深海の夢を視る。夢現つ、狂気に飲まれようとも揺るがないものは確かに其処に在った。

これは全ての創作者達に捧げられた応援歌でもあります。sealさん独特の言葉の言い回しとラッシュが作家同士の会話にリアリティを持たらしています。あぁ、素晴らしきかなアンデルセンの愛娘達よ。

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