恋愛作家が舞う恋物語は最も捻くれて最も誠実だ。この物語は恋破れ尚愛歌う作家の喜劇___ではなく。誠実であろうとした男への鎮魂歌である。
読み専、だったけど書き手始めました。 バトルモノや凝り固まった文章が大好きです。
父親ってかなしいね。
失恋、失意、やけ酒の夢。気が付けば、そこはデンマークではない場所。彼は海底の王として、愛娘の成長に目を細める。読者は気付く、人魚姫の悲劇の予感。奔放なデュマに背中を蹴飛ばされ、彼は己の夢…続きを読む
童話作家アンデルセン視点で語られる創作者としての苦悩と心の叫び。夢と愛を語る作家は報われる事の無かった自身への愛の結末を胸に抱き、同じく満たされず欠けた報われぬ同胞へ夢を与え続ける。作品の成功…続きを読む
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