「やっぱ俺、〇〇になるわ」

カリスマ高校生だった兄は、あの日―――







ニートになった。




「やっぱ俺、“自宅警備員”になるわ」


「…え？」


“ニート=自宅警備員になるために高校を中退した兄・圭祐（けいすけ）”


「ばっきゃろー！！なんのために高校入れたと思ってんだ！？」

キレる父。

「これからの事ちゃんと考えてるの？」

質問攻めする母。

それに対して兄は―――


「‥やっぱ俺」

「“救世主”になるわ」


「はぁ！？」


兄の活動区域は

“自室”からいきなり“世界”へ。


「こんなに苦しい思いしてる奴がいるのに、なんで他の連中は、何もしてやらねぇんだよ…」


世界の厳しい現実を知った兄は―――


「‥やっぱ俺」

「“新世界の神”になるわ」


「アホか！w」


始…続きを読む