多段構造が愛おしい極上のギャグ

とにかくスイスイと読めて、ボケとツッコミの応酬が心地いいです。
噛み合ってるようでいて噛み合ってない先生と先生の心温まる(?)やり取りに、運営の手先が挟まることでコメディの王道と言える内容に仕上がっています。

ソシャゲをやったことない人でも、運営の手先こと本名不明のピンクさんが挟まることで無理やり自然……に、説明が入りますし、それ自体面白いんですからたまりませんね!

世界の真実に辿り着いてるような思わせぶりなことを言っている聖霊院以下生徒たち、運営の手先、主人公(プレイヤー)の先生、見事に話を回す上で役割分担してるんだなあ、って感じはあります。

客寄せというか注目されるところは生徒、読者に現実的視点(理想)を提供するのが新任の先生、運営の手先はソシャゲの現実というか、理想じゃどうにもならない現実をコミカルに見せて、話を円滑に回します。

ホントに上手くできてるなあ、この小説!

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