こころを「掬い上げる」ことば・遷り変わりの世に確かに残っていく想い

四季折々の自然を表す語が五七五という形式に折り込まれ、更に作者様の文学的かつ哲学的で確かな真実をなぞる随想が、独特の余韻を残すエッセイです。

不図、立ち止まって自然の中に身を置き、一呼吸ついて考えたり、ほっとしたりする時間も大切。

人生の様々な場面に寄り添い、読み手を「掬い上げる」想念と、風流な俳句の両立。一話ずつ独立していますので、気になるタイトルから、あるいは季節に合わせて読むのもオススメです。雅趣に富む作品集を是非ご一読ください。

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