ミッドナイト・ロストサマー～ The Secret Night's Summer～

～あらすじ～

　人生に絶望していた不良少女・千夜の前に現れた、謎のオレっ子中二病バカ・チカ。

　自らを「炎に誓いし暗黒の使者＜誓炎＞」と名乗り暗黒微笑するチカにドンビキする千夜だったが、ある一言をきっかけに、戦友＜ダチ＞になることに。

「お前がどれだけ人に嫌われても、オレがお前を好きでいるから！！」

　そのたった一言が、千夜のモノクロの世界を、鮮やかに塗り替えた。

　しかし、千夜は知らない。自らに待ち受ける残酷な運命……そして、すべては、決められた脚本＜シナリオ＞通りだということを。

　呪われた血液の少年少女との戦いで、何度もズタボロになり、裏切っては裏切られ、千夜は成長していく。

　やがて明らかになる千年前の約束、「何度でも」繰り返す、「死と裏切りの物語」のループ。

　チカの秘密が明らかになるとき、少女は、運命への反逆を誓う。

　これは、すべてを諦めていた「普通」の少女・千夜と、輝ける悪魔の愛し仔、そして、運命にもてあそばれるマリオネット達の、壮大な反逆劇である。

　さあ、「失われた夏」を、取り戻せ。

　そして、「観測者の作った世界」を――ぶち壊せ。