『月』という大きな『カンガルー《わからない》』。

宇宙服を着て倒れている。
なぜ倒れているのか、自分が誰かも思い出せない。
わかるのは、ここが月だということだけ。
そんなあなたに、何かが語りかける――

「声」の語る内容、私は半分も理解できていないと思います。
しかし、とても美しい。
わからないまま、静かに耳を傾けていたい。
そんな不思議なSFです。

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