今出逢えたことを喜ぶべきか、今まで出逢えなかったことを哀しむべきか……
- ★★★ Excellent!!!
古文や古典や百人一首、苦手な人、いらっしゃいますよね?
学校の授業で、必死に覚えさせられた……という人も、いらっしゃいますよね?
あり、をり、はべり、いまそかり。なんだそりゃ。
そのような読者さまは、これを読んで悔しがってください……。あの時に出逢えていれば……と。
これから授業でやるよ……という読者さま。あなたはなんと羨ましいのでしょうか?
授業で悩む前に、このエッセイに出逢えたことを喜びましょう……。
それくらい、百人一首が思った以上に理解できると思います。とにかく【超訳】が秀逸なのです。
はるか昔の詠み人たちだって、恋をしていたはずです。その時の想いが今の言葉で綴られています。わたしたちにも、理解しやすい、現代の言葉で……。
わたしは、最初にこのエッセイを読んだ時、古文の教科書がこれだったら、楽しく覚えられるのに……と思いましたが、皆さまはどうかな……?