竜人と少女の、幻想的な冒険ファンタジー!

人間には干渉しないという主義を持つ竜のジーヴ。
冷たい物言いをされながらも、主人公アイシャは彼に何度も助けられます。
まだ見ぬ新大陸を巻き込む旅は壮大であり、そして全体のストーリーはとてもドラマチック。最後の切なさもとても良かったです。
竜と人間の寿命差についても不思議で雄大な実感をすることができました。
前に何かに書いてあったのですが、人の寿命を超えた生き物から人間を見た時を想像するには、犬と過ごした時の感覚を思い出すといいそうです。犬との10ー15年は長いようで短く、短いようで長い。(もちろん人と犬、竜と人ではまた条件が異なるとは思いますが、、)

ジーヴの深い愛情や優しさや、包容力に惹かれました。
また、途中から描かれたアイシャの兄も夢に満ちたとても好ましいキャラクターで、再会を願うアイシャにすんなり共感してしまいました。

感動してうるうるしました。とても面白かったです。

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