最新話読了時のレビューです。
あなたは人の言葉によって嬉しかったり、傷ついたり、応援されて力をもらったことはありますか?
もちろんありますよね?
言葉や想いには魔力がある。
それを軸に魔法とは何か、そしてどうしたら使うことができるかを、作者様の見解による設定が巧みに作られていて、
作中の説明も「とても分かりやすい」ところにとても好感が持てました。
しかし、この作品の真骨頂は別のところにあります。
原則として、魔法は適性を持った一部の女性しか使うことができないのに、
男主人公の陽音は魔法を使える可能性を秘めている、
そして行方不明になった陽音の双子の姉、
それに加えて、作中で語られる様々な謎を聞き、物語の全体像がぼんやり見えてきた時、
「上手い!」と作者様の構成と筆力に唸らされました。
陽音とは正反対で魔力を全く持たない奏音とのコンビにも期待!
続きを楽しみにしています。