たまに本棚から取り出して読みたくなる、そんな短編集ですぜ!

これは一枚のCDを鑑賞するような作品です。
アーティストの心に浮かぶ色々な旋律を切り取り、一枚にまとめた短編集と呼んでも差し支えないでしょう。
それぞれが独立しており、それぞれが連なっている。絶妙な間があり、次の作品を繙きたくなります。

しっとりとした夜更けに読みたくなる連作です。
ちょっぴりビターなテイストが、堪らないですね。

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