昔、初めて新井素子の小説を読んだ時に、背筋に走った「ゾクゾク」を、感じました。
星新一が大好きな、ディレクター&ライター。仕事では主に経済を扱っていますが、カクヨムでは色々なことに挑戦してみたいなって、思ってます。ショートショートをメイン…
褒められるポイントが多過ぎて、どこから褒めたらいいのかわからないぐらいの傑作SF。作中の技術は全て現在の技術の延長線上にあるもので、「将来は確かにこんな世界になるのかも」と思わされる説得力があります…続きを読む
もしも、自分が分裂したら。ある日、自分がふたりになっていたら。それはどちらも自分なのか、あるいはどちらも自分ではなくなるのか。この哲学的な問いかけに対するひとつの答えを、SFという形にすとんと…続きを読む
物語の主軸は近未来にありえる技術。そしてその結果生まれた3人の「わたし」。どうか最後まで読んでください。その最後は決してひとごとではないから。物語は未来であっても「彼女」は現実にありえることだから。
SFには、想像力を開放してエキセントリックな体験をさせてくれるものと、技術的な背景に基づいて陰鬱な内省を迫られるものと、二種類ある。この『わたし、‘わたし’、“わたし”。』は、完全に後者だ。デ…続きを読む
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