疑似西部での疑似魔女(男)の闘い。この設定にぐっときた。

やっぱり西部って闘いの場ですよね。酒臭い街中を吹き渡る砂混じりの風とか。それだけで、かっこいい。
しかし、そこで繰り広げられるのが魔女同士の闘いだとなると、なんか違う。それどころか、その魔女が男だというと、もう、なんか世界が歪んでる。しかもその魔女、母親(男)になんか縫い付けられてるし……
この設定だけで、いけます。はい。
けれども、読み進めれば、作者の冷静な意図や豊富な知識が見え隠れして、油断ができない。
おそらく正統な物語に着地するだろうとは思うのですが、現段階では歪んでいて、それがとても魅力的です。



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