最初に読んだのは私もライトノベルでした。あとからあとから読みたい本が増えて、部屋がいっぱいになって、「世界の王様」になったような気分になる――言葉の一つ一つに共感しました。あの熱意と出会えたこと、それにすべてを傾けられたこと、そのすべてが自慢できることだと思います。
自分が作家を志したばかりの頃を思い出しました。文章に魅了するきっかけって、突然やってくるものなんですよね。
教科書じゃない、文字だけの本がいろんな色や景色や音を出してくれたなぁ、と自分が興味を持って本を読み出した頃を思い出します。なんで小説が好きになったのか、最初の気持ちを思い出させてくれる、そんな物語です。
初めて文学賞に応募した時のこと、そして予選通過者の欄に自分の名前が無かったことを思い出しました。気づけば二年が経っていたなという感じです。主人公は作品を書くことを辞めてしまったようですが、時間が経てば、ふとしたきっかけでまた作品を書き始めるのかもしれませんね。
一冊のライトノベルに出会い、本とともに人生を歩んだ男のエッセイです。作者様が出会った本は読んだことがあります、そしてそれを最初の一冊に選んだことを考えると、その楽しみが伝わります。僕は彼のように、様々な分野を読むことができないので、きっとその楽しみは幅が広いのだろうと羨ましくもあり、純粋に凄いなと尊敬します。新たにたったターニングポイント、それでも本との関わりは消えません。これからもいい読書生活を送って欲しいものです。次の話にも期待して、星3つ送らせて頂きます。
昔の自分を思い出して、あたたかい気持ちになれました。一冊の本に魅せられて、その作者が好きになりそのジャンルが好きになり、やがて様々な種類の本に手を出し、ついにはほとんど理解もできないのに、学問書や専門辞書を読んでいても楽しく感じられる……。そこまで至ったビブリオマニアの幸福感は、同じ本の虫にしか理解できないでしょう。これだけ多くの人が共感できる文章を書けるのですから、無理に小説という形式にこだわらず、こういった文章を発信し続けてください。
青い春から一歩踏み出す為の大事な時期を送られました✨手応えのある読書歴です。哲学書にまで伸びた読書意欲は若い男子の伸びる頭脳の力強さダイナミズムを感じます。
本の虫で、特に推理小説が大好きで、コナン・ドイルゃエラリー・クィーンと言った本を、図書館から借りてきてはそれはもう夢中で読んでました。教育ママだった母が、本にばかり夢中で、勉強をしない僕を叱りましたが、僕は母の目を盗み、本と懐中電灯を手に押し入れに隠れては貪り読んだものでした。すぐに目を悪くしてしまいました(笑)
青春の記録。それを少し離れた所から綴ったものでしょうか。共感を持って読みました。察するところ、今も書くのがお好きなご様子。そして今はカクヨムもありますし、気楽に書くのもの一方かと。それがあまりに心をかき乱すなら、もちろん書く必要はないでしょう。しかし、拝読したところ、もう整理もついてるようにお見受けしましたが……
私は、人が本を選ぶのでなく本が人を選ぶのだと思ったことがある。この作者、その理論で言うならば本を愛し本に愛された人だ。相思相愛、それに尽きる。どんな恋より狂って本を読む時期を持った人は、本当に幸せだと思う。その期間は絶対に人生の一部分、しかも限られた人にしか贈られないのだから。どんな挫折を経験しようと、それもひっくるめてその経験は全て本と出会った人間しか体験できない期間限定スペシャルメニュー。まだ経験してない人はしてほしい、この文章に書かれている全ての感覚を。ちなみに半月、私も読みました。懐かしいです。
もっと見る