39.【届けられない言葉】
私には言葉が無い
今に見合った言葉は紡げない
ただ願う
ただ祈り
今 何が出来るかを考える──
「人であるが故 人は動く」
それぞれに出来る事を
可能な事を考える
悲しむ事じゃない
嘆く事じゃない
そんなものでは救われない
哀しむならば顔を上げよう
嘆くならば前に進もう──
出来る事は人の数ほどもあるのだから
カラ元気はいけないよ
疲れてしまうからね
時には必要な事だけれど
みんながみんな そうする必要なんて無いんだ
出来る範囲を探して それをすればいい
人は1人ではないのだから
誰かが起こした小さな出来事は
それが善きものであるならば
いつしか大きなものとなるだろう
想いが本当に伝わるのなら──
そんな力を信じてみたくなる
私に言葉は紡げない
誰かに伝える言葉など 存在しない
ただ願い
ただ祈り
人という存在の可能性を信じたい
2011.3.14
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