概要
おまえはね、死んじゃったの。ゆうれいになっちゃったんだよ。
幽霊の姿を見ることが出来る主人公が、神社に居続ける犬の幽霊を見つけて……というお話。
1997年頃に、ライトノベル/ジュブナイル系小説誌への投稿を目的として執筆した、原稿用紙30枚の短編です。ちなみに投稿結果はさんざんでした。その意味では、カクヨム投稿済みの拙作「壷中天」「凍土の英雄」よりも不出来なわけですが、しかし個人的には一番気に入っている作品でした。しかし今見ると、青臭いですね……
別途投稿中のエッセイの参考例として公開しました。
1997年頃に、ライトノベル/ジュブナイル系小説誌への投稿を目的として執筆した、原稿用紙30枚の短編です。ちなみに投稿結果はさんざんでした。その意味では、カクヨム投稿済みの拙作「壷中天」「凍土の英雄」よりも不出来なわけですが、しかし個人的には一番気に入っている作品でした。しかし今見ると、青臭いですね……
別途投稿中のエッセイの参考例として公開しました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!全ての命が眩しく愛しいーカクヨムで最も好きな作品
圧倒的な描写力とテンポの良い言葉運び、高僧と見紛うような洞察力溢れる論の運びに、読後しばらく言葉が浮かばなかった。
何度か黙読した後、数日経ってようやく心落ち着けて音読・レビューに戻った次第だ。
久保田氏の作品はどれも高い完成度を誇るが、その中でも私はこの作品に最も魅かれている。心の奥深くにあるものを見据えながら、徹頭徹尾、眼差しが温かい。単なる「いい話」では終わらせない、深淵なる人間愛をヒタヒタと感じさせ、タイトルの如く、終盤には未来への希望の光を見せてくれるところに痺れる。
死は永遠の別れではないと、作品を通じて感じた。ここには、生きることの喜びが詰まっている。読後に、生きて居…続きを読む - ★★★ Excellent!!!出だしでやられた
なぜこの作者は、こんなにも繊細で緻密な描写ができるのか。内容を読んでもいないうちの、出だしの二行でやられてしまった。
作者が書いた、別のエッセイに仕込んだ謎かけに応じて、この作品を読もうとしたが、謎を解く前に唸って読むことをやめた。
文章は上手くなりたい。書くほどに技術が上がっていることを自分でも実感する。しかしこの作者は、筆者と違う山を登っているように思えてならない。筆者がいくら研鑽を積んでもたどり着けない、別の山の高みを目指しているように思える。
これが20年前の青臭い作品ですと?
それでは、ますます差がつくばかりではないか。
羨望、嫉妬、そして大いなる挫折感。しかしそれは気持ちの…続きを読む