常陸乃(ひたちの)と申します。 細々と、それでもって威力のある文字をぶちまけてます。 クオリティを下げず、自分が書きたいものを一定間隔でアップしますので、どう…
十時楓の手を、五十嵐晴は払い除けた。彼は、嘘が嫌いだった。彼女から嘘の匂いを嗅ぎ取った彼がそのような行動に出るのは、不機嫌だったのも相まって、ある意味必然だったのかもしれない。何故彼は嘘をそ…続きを読む
嵐の日の朝、突然ハルに話しかけてきた、アイドル的な存在のクラスメイト・十時 楓。彼女は自らを「ふう」と読んで欲しがり、ハルは頑なに「かえで」と呼び続ける。十時 楓とハルの、少し不思議な言動。彼女…続きを読む
私はこの小説が好きです。
ずしん。音をたてる。物質ではない球弾《たま》が突き刺さる感覚。そうだ、これだ、言い表せないものを描く、この人の書くコトバはダイレクトに急所《深いところ》にあたる。感情を。感性を。記憶を。意思を揺…続きを読む
もっと見る