全てが間逆な「幸福の王子様」なのに、美しさと哀愁は同じかそれ以上で

大好きなオスカー・ワイルドの「幸福の王子さま」(著作権切れているっぽいから多分書いても大丈夫)のなにかかな?と興味を惹かれたのがきっかけです。


ここから、ちょっとネタバレかも。。。
本来、分け与えることによって幸福になった王子さまとは、まるで間逆な「とりこむ」無邪気な(聡明な王子さまとはこれも真逆)神さまなら、結末も真逆かと期待してしまうほど、真逆です。

なのに、読み終わった後に漂う哀愁は、幸福の王子さまと同じかそれ以上で美しい童話に仕上がってて読んでよかったとことさら思いました。

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