素性もお互いの関係もほとんど読者に明かされていない二人が命がけの決闘をする。ただそれだけの短編なのにどっぷりと引き込まれました。作者さんの他の作品にも共通しますがとにかく戦闘の臨場感が凄い。描写す…続きを読む
空気が感じられる、凄味が感じられる、痛み苦しみまで感じられる。立会いの描写の妙だと舌を巻きます。すごい。
読み終わったあと、ただただ呆然とした。文字の持つ暴力に脱帽です。
戦闘の描写はさほど難しくはない。だけど、そこに匂いや空気、所謂臨場感と言うモノを生み出そうとすると、ちぐはぐ感が生まれたり、あるいはスピード感のようなものはとかく失われやすい。また、格好付けた描…続きを読む
もっと見る