書店は戦場です! とあるラノベ担当さんの奮戦記!

こちら、書店でライトノベル担当を経験された著者さんの奮闘を綴ったエッセイです。

カクヨムにいらっしゃってくださるみなさま、そして私たちのような出版関係者にとっても最重要拠点である書店の裏で、担当さんがどれだけいろいろなことを考えて行動していらっしゃることか! 
そして書店という場がいかに繊細で残酷な理に支配されているものか! 

そんな知られざる真実がやわらかい文調で赤裸々に語られていくんです。
それだけでも感心しちゃいますし、知らない世界をのぞき見る楽しさを得られるわけですが……

著者さんの担当者としての目利きっぷりと、それを支える観点までもが見えるのは実に興味深いところです。プロアマ問わず、出版を意識すれば「売れるものとはなにか」を考える必要がありますから、こうした最前線の状況やその最前線に立つ担当さんの目線、ぜひとも学んでおきたいところですからね。

お仕事系読み物として、出版系資料として、二方向からぐぐいと推させていただきます。

(心の脇腹を抉る 3選/文=髙橋 剛)

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