この素晴らしい書店員エッセイに祝福を!

昔、自分が勤めていた書店には、若くて美人の同僚がいました。

どのくらいかというと……職場体験学習にきた学生さんの相手をしていても、中学生男子の目が♥になっているのが、はたから見てもわかるくらい(笑)。
当時、店にはレジが2台ありまして、同じ契約社員の後輩(男子)もよく言っていましたっけ。

彼女と同じ時間帯にレジに入ると、こっちが開いていても、男性客は彼女のいるレジの方に並ぶんですって。
彼女のレジでは、買いにくい本が欲しいときもあったでしょうに(黒)。

このエッセイを読んでいてふと、そんなことを思い出しました。


2軒のリアル書店で実際に働き、閉店に立ち会った経験を持つ、コミナトケイさん(ラノベ担当)のエッセイです。

自分も書店員をしていましたが、担当が違えば、知らないことも結構多いもので……特に畑違いのラノベのタイトルは、元書店員でも読めない……読めませんでした(泣)。

また、いずこも同じだと思う本屋ならではのあるあるや、現役時代に知っておきたかったこと、食品保存容器の意外な使い方、へえ~こんなこともあるんだ~という内容満載で、楽しく読めます。
後半では、ラノベ以外のことにも触れますが、雑誌の担当だった元同僚(前述の女性とは別人)にもぜひ読んで欲しい!と思いました。

もちろん、書店員経験者でなくても楽しめますよ。
特に、ラノベ作家として作品を紙の本にして書店に並べることをお望みの方や、既にプロになられた方々も必見! いや、必読です。

リアル書店のラノベ棚は、新人作家さんたちの主戦場。
大変な激戦区でありますが、そこで日々戦ってきたコミナトさんの経験は、あなたが生き残っていくのに必ず役立ちます。


この素晴らしい書店員エッセイに祝福を!!


ところで、コミナトさん。

「疫病神」の読み方は、「カラミティ」ですか?

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