リアル書店ガール――出版業界の最前線がここにあるっ!

書店ガールや重版出来!など、最近何かと話題な出版業界。(話題かしら?)

このエッセイは、そんな出版の業界の最前線である書店員の体験談を綴った、このカクヨムで読まれるに相応しい内容になっている。

著者は、実際に二つの書店で働いた経験のあるとのことなので、その内容は実にリアルであり、生々しくもあり、悲喜交々がヒシヒシと伝わってくる。もちろんそれだけでなく、本好きでもよく理解していない「取次」や「返品システム」、「定期購読」などを、詳しく、分りやすく、コミカルに説明してくれる。ほんとう、本屋で働く書店員の皆様、ご苦労様です!

エッセイの後半では、本を持ったまま町に出ると言ったタイトル通り、著者が経験したイベントのレポも綴られている。思わず「ぷいきゅあ、がんばれー」と叫びたくなること間違いなしっ!

このエッセイを読めば、必ず明日本屋に行って本を買いたくなるはず――

「さぁ、カクヨマー諸君、本をもって町の本屋さんに行こうではないか――そこには、僕たちの楽園が広がっているはずだ!」

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