幻想文学。しかもかなり高度な。典型的な幻想文学でありながらテーマ性も強い本作はとても風刺的で衝動的。読めばわかる圧倒されるほどの筆力。呆けるしかない……。
知る人ぞ知る、「州シリーズ」。ユーモア、言葉遊び、エロ、グロ、ナンセンスがここにはある。しかしそれだけではない。isa氏は私たちの思考、想像、言語の限界をたやすく飛び越えてみせるのだ。いままで某所にて投稿されてきた州シリーズがいまここで一堂に会する。そのとき、一体何が起こるのか!?
目を背けたくなる?きっとそれは描写でも、卑猥な醜悪な単語によるものでもない作者の脳汁が溢れだすように紡がれた言葉たちがじわじわと目から耳から鼻から口から浸食して読者の脳みそへとせり上がっていく感覚脳で理解することすら意味を失うような、では意味がないのかというと確かにそこに世界は存在していて――文章の魔力に、魅力に憑りつかれたならぜひ他の作品も読んでみてほしいオリジナル小説のオリジナルとは、を考えさせられる珠玉の一作
読めば解るこの圧倒的エネルギー。類まれなる言語センスからのエネルギーの奔流に至近距離からボコボコにされる。この猛ラッシュの洗礼を受けて、君は無事でいられるか。
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