忘れられない、その情景

世界観、設定、キャラクターたち。そのひとつひとつがなぜかやけに鮮明に、記憶に残る。

それらを形作り彩る文章のなせる技なのかもしれない。まるでずっと昔から読んでいる絵本のようにどこか懐かしく、淡い。イラストなどないのにその情景が浮かぶ。世界がひとつとして、動いて息をしている。そんな鮮烈な印象でした。

物語って、文字ってすごいんだなと改めて実感します。
ほんとうに色彩が着いたらまたきっと違う印象を受けるのかもしれません。それもそれで楽しみです。

その他のおすすめレビュー

長月イチカさんの他のおすすめレビュー11