どこか懐かしく、それでも未来の、身近で、前向きな、滅びの物語。

商店街、宇宙、戦争。

一見ミスマッチにも思える世界観が、不思議と調和を見せているのは、独特の柔らかい語り口と、子供の目線のお陰かもしれません。

SF、そこにファンタジーのテイストが入ることで、とても幻想的な雰囲気の短編小説に仕上がっていると思います!(にじいろの鳥のイメージ喚起力は素晴らしいです!)

未曽有の大惨事のただ中にあっても、いつもと変わらない姿を見せる商店街の人々。
私はそこにリアリティ、人間の前向きさを感じました!

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