好きな人が隣、対角線上に異性がいるっていう在り方…の!続編キター!!


 自然な気持ちの変化と、先が読めない関係の推移が面白かった!
 ガールズラブならともかく、ボーイズラブは趣味じゃない俺でも楽しんで読めたし。ストーリーは間違いなく面白い! こういう作品が原石って言うんだろうなー

 小説としてみれば、俺は星は一つという評価になるんですが!
 続編の登場により、星を一粒追加しました。御作を読んで気に入った方は続編へGO!


 印象としてはどろどろ感がそんなになくて、むしろさわやかな感触を受けた。作品に入りやすくて、感情も共有しやすいから確かに人を選ばない作品だと思う。同性恋愛物はちょっと……って思ってる人にこそ読んでもらいたいっす。
 作者さんも書いてますけど、性別ってくくりはあんまり気にならなかったかな。作品の大前提として性別というテーマがあるけど、何が何でも同性愛推しっていう雰囲気では無くて、自然な感じで関係性が作られていたから読みやすかったんだと思う。

 描写で、すごく惹かれた表現があったんだよ。
“ずっと心に刺さって疼いている矢に触れられたような感覚だった”
“鼓動と熱が身体から溢れる”
 難しい言葉を使っているわけでもないのに、情景や心情が凄く伝わる。
『心』と『触る』で『痛み』と来れば、普通は『傷』を使うものだけど、遠回しに『矢』を使う。これにより、より強い『後を引くような癒えない痛み』を印象づけられる。
『鼓動と熱』が『溢れる』。自分ではどうしようもなく高まっていくっていうイメージがすぐに浮かぶ。
 詩的な表現をメインにしていない作品で、こういうセンスの良い表現が差込まれていると読んでいて嬉しくなりますね。

 会話文では
“「……出てる」”
 これの力。強力だったわー。
 いやいや、組み合わせて力を増す言霊って多いですけど、短くても力を発揮する言霊ってなかなか、ね。あ、もちろんその後の台詞がメインになりますけど。
 
 うーん、俺の星の数は気にしないで! とか勝手なことを言ってみる。
 この作品は色んな人に読んでもらいたい!
 読まれさえすれば、絶対ファンも付くわー。
 そんな恋愛作品です。


 続き来ましたー。
 作者さん頑張ってます!!
 応援よろしくお願いしますって俺からも言ってみるぜ! って効果は無いかもだけどな。

 でもあんまり頑張りすぎて倒れないように!

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