真実を追い求めた先にあるのは、地獄か楽園か?

まじで面白い。最高に面白い。くっそ面白い。語彙力失う面白さでした。

ミステリでもあり、サスペンスでもあり、人間ドラマでもある作品。全の章と一の章、二つが交互に展開されていきます。
全の章では、不思議な村を舞台にした七歳の少年・ユウマの視点、一の章では、警察局の生活安全課に勤務する女性・一ノ瀬の視点で描かれていく。全く異なる二つの世界がどう絡んでくるのか。

読み始める前は、視点が交互ということで読みにくいのかな?と思いましたが、全然そんなことはないです。作中の違和感が気になりすぎて、きっと続きを読みたくてしょうがなくなります。
ホラーではないはずなのに、鳥肌がたつような怖さもあり、めちゃくちゃハラハラしました。楽しすぎます。

家族とは何か、大切な人とは何か。全の章に出てくるユウマの心情の変化がすっごく胸に突き刺さってしんどいです。また、一ノ瀬がかっこよすぎて「いけー!やっちまえー!」と場違い感半端ないですが応援したくなります。
言いたいことはたくさんあるはずなのにネタバレになりそうなので、これ以上言えませんっ!

真実を追い求めた先に彼ら彼女らが見たものは、楽園か、それとも地獄か?変革を受け入れる覚悟はできているか?

さいっこうに面白い作品でした!ぜひ読んでみてくださいっ!

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