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概要
妖精王女が呼び寄せるのは禍根なのか。空に太陽と月が並ぶとき世界は滅ぶ。
春の訪れを祝う祭『オメルク』の日。人々から『妖精王女』と崇められながら、その意味も知らず孤独を抱える南嶺王女・柊筮は、弟の箕郷とともに賑わう街へと足を運ぶ。そこで謎めいた黒髪の魔術師に促され、祭で“冬の女王ダヌー”を謡うことになった柊筮。だが、宴の刻が近づくにつれ、彼の身に不可思議な変化が現れ始める。やがて空には太陽と月が並び、炎と氷が激突する――それは神話の再現か、それとも来たるべき運命の予兆なのか。人々がすべてを夢として忘れ去ったあとも、柊筮と黒豹だけが、その異変の意味を胸に残していた。
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