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麻雀小説書きました & さっそく訂正入れてます


 日頃、湾多は一回一回のアップごとに「xxx書きました」のような報告を近況ノートにまとめたりはしないんですが、今回は一タイトルの中に毛色の違う掌編をカップリングする形になりまして、うち後半の一作が今いちキャッチされにくい印象になってるんで、特別にアピールします。
 作品はこちら。

 「はなさなかったはなし」 
   https://kakuyomu.jp/works/16818093079203449844/episodes/16818093079204207941


 自主企画参加作品「『つないだ手』の主題による二つの変容」の、第二話扱いになっているショートショートです。もともとの「二つの変容」なるタイトル及びきっかけとなった自主企画の内容については、作品説明をご覧いただくということで。

 で、この「はなさなかったはなし」ですが、タグでそれとなく仄めかしている通り、麻雀小説です。概要欄でも申し上げた通り、麻雀知識必須。まあ全くの素人さんでもギリギリストーリーは追えるかな、と思うんですけれど、役の名前が全くわからないと、面白さは八割減という感じですね。
 とにかく、なんだか突然思いついてしまいました w。正確に言うとこれの前に、全く同じ書き出しで「水素原子同士の対話から始まるSFショートショート」を着想したんですが、ワンシーン書いただけで面倒になって 笑、次のネタに逃げた結果がこれです。逃げたと言っても役のつじつま合わせとか視点の設定とか思ったより難儀しまして、結局四日かかりましたが。

 一方、湾多は麻雀マスターではないので、書くに当たってはだいぶん背伸びしました。そもそも私の麻雀歴は、ゆるゆるの家族麻雀を一応の基礎として、学生時代に悪い先輩たちと少々、バイト仲間と少々、とそれだけです。実質は麻雀誌の各種記事とかコミックの中身をそのまんま頭に転写しただけですね(関係ないですが、湾多は「哭きの竜」をリアルタイムで読んだ口です ^^)。
 そういう見えを張った執筆でどうなったと言うと、例によってミスだらけの内容に。アップ後半日で読み返すと「チャンタイッツー」などという謎の役が書かれてたり 笑。心ある読み手さんは「チャンタかイッツー」と脳内変換していただいたかも知れませんが、とにかくひどいもんです。
 さらにもうしばらく経ってから気づいたんですが、キャラの席順が今ひとつわかりやすい形になってないんですよね。本作は麻雀コミックのテンプレに倣って、キャラの名字に東西南北を入れてあるんですけれども、そのキャラの席順が麻雀の東西南北とずれた形になってるんです。そういうところまでいちいち読み込まない人が大半だとは思いましたが、麻雀に詳しい人だと逆にすごく気持ち悪い場面設定になってるかもなあと思い直し、キャラの名前と席の東西南北とを矛盾しない形に修正しました。
 さらにもう一点、最後の対話部分、全然ひねりがなかったんで、せっかくですからひと工夫してみました。
 
 麻雀で話を作る、と言うだけで手一杯だったんで、ストーリーは私には珍しく、だいぶん他愛ない話になりましたけれど、読み切りの麻雀コミックをさらっと流す感覚ででもお目通しいただければ幸いです。

2件のコメント

  • チャンタイッツーw
    まあ「麻雀漫画は雰囲気」と豪語してた漫画指南書?もありましたしね。ボンドラドラ跳満単騎!w
  • >チャンタイッツーw

    片山まさゆきの漫画だったら、これだけで一作持ちそうなほどのポカですね 笑。もちろん、口走ったやつがさんざん笑いものにされるという展開で(で、その後に強引に「チャンタイッツー」を作ってしまうというオチで)。

    慣れない分野で背伸びをするから……という突っ込みを食らいそうですが、手慣れたつもりの分野でもたまにすごいボーンヘッドが見つかりますしねー。「美緒とチューバ」で、ごく最近まで(梶野さんに読んでもらう直前頃まで)「三分の二拍子」なるシュールな拍子の記載があったという爆笑話は、ここだけの秘密ということで(あ、もちろん「二分の三拍子」の誤記です w。三分割の拍子なんて、ルネサンス以前かとんがった現代曲以外、あり得ないんで)。
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