八月末に1-18、1-19と二話まとめてアップしました「裏六甲」ですが、1-19の一部を少しばかり増量しました。
元々今回の分は1-16のエピソードに関して解説編のつもりで書いていたのですけれども、深読みするタイプの読み手、あるいは(私のように)あらゆる可能性を等分に考える読み手だと、今ひとつよく分からん書き方になってるのかも知れん、と思いなおしまして、杏視点のモノローグ的な文章に千字ほど追加分入れました次第。
あくまで補足ですので、既発表の版でちゃんと分かってるよ、という方は読み直していただくには及ばないかも知れません。が、まあこのキャラのアレな部分が少し前に出た描写にはなっていますので、おさらいがてら、さらっと読み流していただければ幸いであります。
さて、今回分で「すぷりんぐ・うぉー」は第一章終了です。次回の予定は、附章としまして、設定がらみのおまけエッセイみたいなのを入れるつもり。こういうのは近況ノートに書く人が多いようで、湾多も少々迷ったんですけれど、結構な分量になりそうなので、これはやはり作品中に入れようかと。
その次の回は、「(まじめに書いた)ここまでのあらすじ」(仮称)を挟む予定です。書いてみて二千字程度ならそのまま第二章に突入しますが、もしかしたらあらすじだけで一話つぶれるかも。
甲山が予言した、「八時十三分(か十八分)、翔雄が世界に絶望する」件とは何か? 笑。まだまだクライマックスまでには距離がある「裏六甲」ですが、設定のとんがり方だけはちょっと類例がない、ゆるゆるのコメディスパイアクションSF、この先もどうぞお楽しみください。