当初「十二話ぐらい」と書き、これの前のノートでは「三十話にはならない」と書いてきた集中連載作品「美緒とチューバ」ですが、まことに申し訳ありません。三十話では無理ですね、やっぱり。
十七話で「折返し点です」と言った時点で、そもそも三十五話ぐらいになるのが当たり前だったのですけれど、何にしても、書き手の見積もりが壊滅的に杜撰なものと言われても仕方ありません。
で、既発表のコメントを総括する形で現状を説明いたしますと、これの最終話は、作中での七月十七日の演奏会のシーンがメインとなります。一方、現在書いているのは六月五日あたりの場面。残りのイベントの数までは公表しかねますが、まあ土・日の練習日を中心に何かが起こると思ってもらっていいので、小さなことがあと三つぐらい続きます。
一イベントに二話、最終シーンに二話として、最短見積もりで三十五話前後。いくらか膨らんだら四十話に届くかも、というところでしょうか。
実は二十三、四話を過ぎた頃から進捗状況がさすがに気になり出しまして、今現在は、これでも結構巻いた展開にしてるつもりなんですが 汗、これまでの文体が文体だし、そう急にサクサク進む形にするのもおかしいでしょうし(と言うより、多分そういう書き方は出来ないでしょうし)、上記の数字はまず縮むことはありません、と申し上げておきます。開き直りとも終わる終わる詐欺とも呼んでいただいて結構です。批判は甘んじてお受けしようと思います。
などとしおらしいことと矛盾することを平気で書かせていただきますと、作者自身は作品の執筆自体を大いに楽しんでおります。書くほどにどんどん書きたいことが増えて、このままいつまでも書いていたいなという状態で 笑、もちろん今はエピソードを絞りきって進めている最中なんですけれども、気分的には絶好調の日々が続いています(だから終わらないんだろうな、と思うんですが)。
そういうわけで、結論としては……年内に終わらないということはないでしょうが……十一月中というのは、うーん……まあ、その早さで終わることもあるかも、ぐらいで。
一応の本命としては、十二月前半、という表現になりましょうか。その見積もりなら今度こそ間違いないと思うのですが。
読者の皆様には、今しばらくの間お付き合いいただけましたら幸いであります。どうぞよろしくお願いします。