千代田 白緋

箱になにかがあるわけではなく、なにが起こるわけでもなく。 なんの変哲もないただの箱を解体するだけのこと。 けれど私は、どうしてもこの箱を《解体》しなければならなかった。 心理…

《月葬》それはなにも遺さない葬式だ。だから廃れた。 けれどもわたしは今宵、双子の姉を月に葬る。姉を愛するがゆえに。 「ね、ふたりだけのお葬式をはじめようか、姉さん」 わたしに…

春を俟《ま》っています―――― 鶴のような真白の振袖をまとったそのひとは無人駅の端にたたずんで、いつも誰かの訪れを待っていた。誰を待っているんですかと訊ねた僕に、彼女は寒椿のよ…

他サイトでSF1位をキープし、20000PVを得た作品がサイト閉鎖を理由に満を持して、カクヨムに投稿されるぞ！！ 恋愛×家族愛×異能バトル×SFの多彩な属性のジャンルを持つ小説…

「閏年」をテーマに書かせていただきました。 姉が閏年の日、花と言葉と夢に乗せた僕への思い。その彼女の思いを僕は一生忘れないだろう

【KAC20202用】神々の醜い争いを見てやってください スサノオＶＳ菅原道真ＶＳ大黒様、恵比須様の意地の張り合い

高校卒業と共に就職を決めた僕には同級生の彼女がいた。しかし、彼女から卒業式の日に「一年間は連絡を取らないし、会わない」宣告をされる。その意図とは。

どんでん返しの王道と言われれば、その通りと言わざるを得ない作品です。 ここは楽園『地球』。完全なる我々AIによる統治が進み、国境も人種も言語の壁もなくなった。何十年も前、ある学…

卒業式を終えた桐山と新田。二人は互いの事を唯一無二の親友だと思っていた。しかし、桐山は卒業式後、新田から、「今からもう東京に行く」という突然の別れを切り出される。それで口論となり…

閉塞感。重圧感。責任感。 いつも逃れたいと思っていた。 纏う空気を取り払えたら、きっと空は青いのだろうと信じた。 そんな中で見つけた彼は……。

普通じゃなかった私は、宗馬くんに出逢って普通を知った。 私は汚れていて、だから宗馬くんのことを、汚しちゃいけないと。 そう、思ったんだ。 ※実の父親からの性的虐待描写がありま…

彼女は愛する人の為ならば強くなる。 彼女は愛する人の為ならば武器を握る。 彼女は愛する人の為ならば戦う。 彼女は愛する人の為ならば命を落とす。

大久保利通暗殺により、維新の三傑が全員この世を去り、一つの時代の区切りとなる。 明治十年代になると、国会開設運動、立憲体制への移行などが盛り上がり、各地で自由民権運動が起きる中、…

ピエロな少年は今日も嗤う。 誰かを嗤わせるために、誰かに嗤ってもらう為に —ねぇ、貴方の笑顔、気持ち悪いですよ— ピエロになった少年が望んだ本当の想いとは ※小説家になろう…

花瓶に挿さった一輪の花。 五枚の白い花弁《はなびら》が特徴的な一輪の花。 君がどこからか拾ってきた一輪の花。 それに水をやるのは、僕の仕事。

【書籍化】 カドカワ読書タイム『5分で読書　ちょっとかわった、恋のはじまり。』収録作品。 2021年3月11日発売です。 ある雨の日、傘をなくした男に救いの手が差し伸べられた…

人生は生きにくい。 死にたい訳じゃない。 ただ、生きにくいんだ。 そうだろう？だって、誰もわかってくれないじゃないか。

僕は何でも解決するマン。 何でも解決する僕だが、唯一頭を悩ませている依頼がある。 それは空園女史からの『私の悩みを解決して』という物なのであるが……。 何でも解決するマンは今…

大人になりきれなかった男子高校生と恥ずかしがり屋な女子中学生が織り成す甘酸っぱくも悲しい恋愛話。花言葉にのせて美しい純文学をあなたに。 ～あらすじ～ 青春というものに嫌気がさし始…

実質の処女作にして私の作品の原点 心理描写、情景描写に力を注いだ作品 5000文字で芸術家の光と影をセンシティブに描く 夢×現代ファンタジー×純愛 是非この機会に 百聞…