ちょっと昔の写真をあさっていたら、
猫エッセイ「名前はまだない。――夏に見つけた子猫の話――」
https://kakuyomu.jp/works/16818093073272671669
の猫と、彼が入っていた箱の写真が出てきました。
そうでした、夫が、「こいつの素性を示すのはこれだけだから」と言って、一緒に写真を撮っていたんでしたっけ……。
もっとも、家紋入りの塗りの箱ならともかく、ムーミンの絵皿(1000円)の箱。これではルーツの探しようもありません。そしてもちろん、探す気もありません。
だけど、猫の体力があるうちに見つけられたからよかったけれど、そうでなかったらどうなっていたか。人を呪わば穴二つとは言うけれど、あんな小さな猫を捨てるような奴には、せめて毎日一個ずつトリのフンを頭に浴びるという地味に嫌な呪いがかかっていればいいのにと今でも思っています。