まずは本作を書くきっかけとなった結野ルイさん、ありがとうございました。XのDMで後輩萌えについて議論した時、「義兄弟の男女」というネタを思いつき、本作の執筆と至っております。ということで私は書きましたよ。次はきみの番です。次回作を楽しみにしています。
次は執筆記録について。本作はなんとか書き終わった長編小説です。2023年12月頃から書き始め、書き終わりが2024年8月で、そこから推敲やら手直しやらで、2025年2月まで執筆していましたから、10万字を完結させるのに1年2ヶ月という遅筆ぶりを発揮しました。
ちなみに普段は大体3ヶ月で10万字を書いています。それがどっこい出来なくなった。なぜかというと2023年の夏にコロナに罹患して以来、長編小説を書く気力と体力を失ったためです。10分も座れば、疲れて頭が回らなくなるのが非常にキツい。人生で一番大きな病気でした。自分の不運を悔やんだり、他人の日常を妬んだりしましたが、そんな療養生活の中で書いたのが本作となります。
最後に執筆スタンスと次回作について。前作『異世界巡礼』では「書きたいものを書く」を目標にした結果、腕が足りなくて3割くらいしか表現できませんでした。
今回の執筆スタンスは「スタンダードなライトノベルを書く」です。ラブコメで流行の「おまおん幼馴染(男子だと思っていたら実は女だった幼馴染)」と漫画で流行の「平成の不良」を組み合わせました。恋愛とヤンキーは00年代エロゲによく見られる組み合わせです。近年はエロゲ転生なんていうのも流行っています。これはいける!と思ったんですが、結果は見ての通りです。
次回作はエロゲ転生を書きます。実はこのエロゲ転生、まったくエロゲを参考にしてないんです。つまり、悪役転生と同じ理論が通用します。今度はWEB小説の王道テンプレをいく予定です。
次回作をお楽しみに。