書き終えてから、この作品に出てきた引っ越し先の候補はいずれも自分が住んでいたところを参考にしている事に気が付きました。
川沿いで過ごした大学時代、ノマド生活、会社兼寝床のベンチャー生活を反映したんですね、無意識に。
どの息子ねずみたちも一人暮らしだから所帯を持たない軽さみたいなものが出ています。
それゆえに家が簡単に破壊されるのでしょう。
これはADHDの診断を貰えなかったタダのズボラ人間の話です。
そういえば住んでるマンションが取り壊しになるそうで、2年ほど前から立ち退きのお願いが来ていたのですが、面倒くさくて見なかったフリを続けていました。
弁護士事務所を通じて連絡が来ていたのですが、ほぼ会社で寝泊まりしてたので気が付かず、知らず知らずのうちに立ち退き料を貰える事になっていたんですよね。
さすがに迷惑を掛けてる自覚が出てきたので、かなりの金額を頂いて住所をとりあえず実家に移しました。
こう思い出しながら書いてるだけでもヤバい人間だなぁと思いますが、落ち込むほどのショックはありません。
事務処理が億劫すぎて手が出ない生活者として落第者の私ですが、なんとかこれからも生きていこうと思います。