原爆を題材に『東京マグニチュード8.0』をやりました。
高校生の時に書いて以来のテーマです。
高校の修学旅行先がすべて戦争関係で、広島、長崎、沖縄でした。
その時、私は長崎に行ったのですが、半日使って原爆被害者の話を聞かされました。
何か創作に使えそうだと思って熱心に話を聞いたので、いたく感心をされた覚えがあります。
原爆をネタに小説を書いても大丈夫なのかについても伺ったところ、若い人が原爆の話を繋いでくれることは大いに結構だ、と強く念押しされました。
後世に残したい想いがあったのでしょう。
当時はよく分からない感情でしたが、3.11を被災したことで意味が分かりました。
私は未だに3.11を書くことが上手くできないのです。
まだ咀嚼しきれていないのでしょうね。
あまりに膨大すぎてどこから片付ければ良いのか分からないという感じです。
渦中の外にいるからこそ見えるものがあります。
だからよそから来た者にこそ言葉を尽くして欲しいという想いがあるのかもしれません。
しかし、外から見ているから解像度が低いものが出てしまいがち。
でもそれは問題ないと思います。
いまさら常識レベルのことを書く必要はないかもしれませんが、原爆は怖いものだと伝われば幸いです。
なお、この話を書こうと思ったのは先月、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館に行ったのがきっかけだと思います。
まあ予約しないと見学できないらしく、向かいのヨークベニマルでお茶飲んで終わってしまったんですけれど。
ぜひとも次は見学したいものです。