https://kakuyomu.jp/works/1177354054883296353/episodes/1177354054883384243 ファンタジー世界の職業病
じん肺が一般に認知されたのは2005年のアスベスト問題でしょうか
壁や天井などに吹き付けたアスベストが経年劣化により剥がれ落ちてきた粉じんを吸引した人がじん肺を引き起こしました
特に大きな被害をうけたのが建築物の解体作業員です
そうした背景から職業病としても有名になったのがじん肺です
職業病の特徴は文明の発展とともに変遷する点です
奈良時代、大仏建立の際の金箔職人が水銀中毒になったとか
機会が発明され、起こる騒音によって職業性難聴になったとか
であればファンタジー世界にも職業病はあるはずです
魔法と蒸気機関の入り交じるロフトピアでもそういう職業病はあります
ただ、読者に身近とは言えないので作中に出すかどうかは未定です
まあ、そんな風に異世界でも医療モノは書けるんですね
一つ厄介なのは治癒魔法ですが、本作では制限があるので使えません
魔晶石を摂取して充分な魔力を得ていないと治癒魔法が使えないからです
ちなみに医者のナヴィがサラと同じ医術師になれないのはこれが理由です
サラは眠りの魔法を使える医術師ですが、ナヴィは違います
つまり、サラはすでに魔晶石を摂取しているんですね
中尉という位にいるのも医術師が魔晶石を摂取した特殊な人間だからです
この辺はぜんぜん作中で触れてませんが……
魔晶石って何から採れるんでしたっけ?
ということです