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『ネコ・まこ・ロンド』の連載を続けています

 『リズと青い鳥』のテレビ放映を見ました。
 山田尚子監督が「この作品は劇場で最高のパフォーマンスを発揮する作品だから劇場で見てほしい」とおっしゃっていたのを意識した、というわけでもないのですが、この作品はいままで劇場でしか見たことがなく、テレビの画面で見たのは初めてです。劇場で見たのとはまた違う発見があったりしました。
 それで。
 『ネコ・まこ・ロンド』の連載を続けています。

19日掲載分(第6話 紅茶とケーキと未亜先生 から)
https://kakuyomu.jp/works/16816700426037799554/episodes/16816700426052725078
20日掲載分(第9話 午後の模擬授業 その1 から)
https://kakuyomu.jp/works/16816700426037799554/episodes/16816700426075805266
21日掲載分(第11話 稲子が突進する! から)
https://kakuyomu.jp/works/16816700426037799554/episodes/16816700426095361735

 「午後の模擬授業」に、「音の高さを決めるのは体積だ」みたいな話が出てきますが、楽器のばあいあんまり正確でもなくて。弦楽器のばあい、弦の底面積が大きくなれば音が低くなりますが、管楽器の管を太くすると同じ効果が得られるかというとそうでもないようで、しかも管楽器のばあいは管の断面が円筒形か円錐形かで違ったりします。フルートは2倍音(一オクターブ上)が出せるのにクラリネットは2倍音を飛ばして3倍音(一オクターブに「ドとソの音程」がプラスされる)しか出せない理由とか……よくわかりません。さらに、管楽器にしても弦楽器にしても鳴るのは1次元に近い管とか弦とかですが、鳴るものを2次元の膜にすると、ティンパニのような例を除いて、はっきりした音階が出せなくなってしまいます。でも2次元でもスティールドラムや鐘のように硬い素材だと音階が出せたりしますし。
 音楽ものを書いてますけど、音の仕組みって、よくわからないです。
 「エネルギーを伝えるのが波」というところが、この物理の模擬授業と、舞子のお母さんがやっている実験とがつながってくるところなんですけど……ここにいる登場人物のだれかが気がつくのかな? 作者にもよくわかりません。

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