湖城マコト

開店直後のファミレスは大賑わい。 オープニングスタッフの動きもたどたどしい。 便利なはずのキャッシュレス決済、さあどうなる？

田舎にある小さな神社。 祖母と一緒に毎日お参りをしていた男の子はある日、 神様がひとりぼっちで可哀想だ、と思い始めます。 　 心優しい男の子と、狐のぬいぐるみの物語です。 KA…

　サンタクロースの国にあるプレゼントの木には、今年もたくさんのプレゼントが実りました。 くまのぬいぐるみは何年も収穫待ちしているうちにどんどん大きくなってしまいました。 毛並み…

『本屋あやかし堂』はちょっと不思議な本屋さん。 新入社員研修を覗いてみましょう！

いつもと同じ帰り道を歩いていた主人公は、見慣れない店がある事に気が付きます。その店の扉を開いたのは……。 KAC20231参加作品です＜お題：本屋＞

ある町の住民宛ての発送物が、宛てどころ不明で返送される。調べてみると、その住民の住民票は、氏名と住所だけが登録された不完全なものだった。 ■登場人物 丹波（たんば）：私。大学を…

職場で存在を忘れられている影の薄い人。 いるような、いないような…。 多分、どこにでもいるんだろうけど、多分、みんな思い出しもしないですよね。

会社の同僚と旅行に訪れた島はやばい島でした。

誠陵実(せいりょうみのる)は十七歳の祓い屋育成高校の二年生。 彼は落ちこぼれなのだが、祓いの名門出ということで、同級生からいじめられていた。 だが、そんな日々を変えるべく祓い屋最…

　昭和４０年代。南渡鹿（なんとか）集落で皆殺しの惨劇が起こった。被害者遺族である県議会議員と、事件の有力な手がかりをつかめない県警本部長は、『闇の探偵』に事件の解決を依頼した。

カクヨムコン8短編賞参加作品 ポテチってもう中身少なすぎますよね。子供の頃は食べても食べても減らなかったのに、あ、いや、言い過ぎました。もっと中身入ってたらなーって食ってました…

　全ては不良少女の万引きから始まった。 　ある日の深夜、町はずれのドラッグストアにて万引きを行った女子高生、角幡は店先で一服していた。そこで見知らぬ女刑事に出くわす。ニコチンの痺…

　大戦は終結し、既存の戦車や歩兵に代わって戦場を駆けた蟲騎兵とされる兵器群は廃棄が進められていた。しかしその唯一の例外であったのが、蟲騎兵を用いた競技、ビートルソウル。最強とされ…

列車で美女と二人きり。 ほんの少しのおぞましさ、共感してくれると嬉しいです。

怪談仲間に紹介してもらった体験者さんに聞きました。今まで聞いたことのないジャンルの話でした。 5ch 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない？365　に投稿した話を修正したも…

囚人カルロス・バラガンは、屈強な用心棒サンチャゴ・カラスとの決闘を行うことになったが、それは公開処刑まがいの見世物だった。偽教授番狂杯によせて書きました。

3分で読めるショートショート、落とし物三部作その２。

もうどうにでもなれ

薄暗い森の中にお屋敷が建っている。 そこには幽霊が出るという噂があった。 確かに幽霊はいるけど、彼らは怖い存在じゃない。 平和に暮らす僕のもとに少女がやって来た。 彼女が日常…

　悪戯好きの祖父は、僕たち孫に、謎解きを残して逝った。その謎は、20年の時を経て、僕の娘と義理の弟によって、解明される。そこには、祖父の思わぬ秘密が隠されていた。 ＊謎解きの形…

猿轡とは。 猿と馬は相性が良くて、猿がいると馬が大人しくなる。よって、口をふさぐ、といった意味で「猿轡（さるぐつわ）」と言われるようになった。 ……ふうん。語源はほのぼのしたも…

建設作業員の知り合いが、某地方都市の駅前のショッピングモールの建設中に体験した奇妙な実話です。

ある男がいた。絶え間なく続く変わり映えのしない日常に男はうんざりしていた。ある日、思い通りにいかない彼の人生にむしゃくしゃした男のもとに一通の手紙が届いた。男にある怪しげな実験に…

なんてことはない、人間と人魚の恋の話。 海沿いの街の不遇なサラリーマン齋藤定治は、ある日海辺で唄う綺麗な女性を見つけた。安いワンルームのアパートで毎日彼女の歌声を聞いていたが、あ…

「あなた」は、シャボン玉を吹く少女の姿を、ぼんやりと見つめていた―― ＊クロノヒョウさん主催の自主企画「第40回『2000文字以内でお題に挑戦！』企画」に寄せて書いた作品です。…

中学生の少女サズ。彼女の周りにはいつも、「ラビット・イン・フーデッド・コート」、「チアフル・グリム・リーパー」、「ステューピッド・ウィッチ」の三人がいる。 幸せな日常、少女の狂…

ただただ、姉の事が大好きな弟のお話。

あらすじ これは、産まれながらにして、晴眼という特異な能力を持ってしまった少年の物語である。 登場人物 源 和斗 　生まれつき、見るだけで人の心が理解できてしまう特殊な眼である…

広至時代の社会は、2つの技術によって再起不能なまでに完ぺきとなった。 「キューブ」と「若返りの薬」のことだ。、 当技術によって支配される完ぺきすぎる世界で、僕は「特別な日…

闇の探偵は、どこから来てどこへ行くのか？何のために、誰のために動くのか？全ての原点は、昭和の仁侠社会にあった。

月が大きくなっていませんか

取材の過程で話をしてくれた年配の駅員が失踪したらしい。 その方の話してくれたことをメモしていたはずなのに、そのメモは見当たらない。 仕方ないので、話を思い出してみることにし…

トップモデルのフィフィは、サラにとって全てだった。 彼女に憧れモデルを目指したサラに、フィフィと会える機会が巡ってくる。 それは、ある意味では幸せな時間だった。

あるところに、竜王が住まう城があった。 その城に立ち入った者は竜王の怒りを買い、命はないと言われていた。 だが、実際の竜王は小説を書くことが趣味で、戦いなど苦手だった。 そんな…

BFC4落選作 觜翠帝国（ニアルカレク）の暗部を担ったという皇玉髄隷（アレコネッロ）、そこに属したふたりの少女の話。

不可能依頼ドンと来い！ 世界の命運をかけた決戦場、高い山や氷原の果て、砂漠、はたまた罠多きダンジョンの最奥までも。いかに到達が困難な所であろうと、七里靴を履いた小さな配達員が荷物…

夫の帰りを待つ私。でもその夫には愛情は既にない、と思っていた……

【あらすじ】 その日――探偵・明智小五郎は自身の事務所に、ある訪問者を迎えた。 その訪問者から、奇妙な依頼を受ける。 稀代の詩人・萩原朔太郎が「見た」――ダイダラボッチとは何なの…

妖怪達がお客のレストランで従業員が送る日常に似た非日常コメディ。

カランカラン…… 今日も朝から喫茶店のマスターの元に飛び込んでくる青年、孝治。 これは「異能」を持つ孝治とマスターが営む治療喫茶の物語。 宜しければ遊びに来て下さい。

痴情の縺れが原因で入院中の赤澤作之助の元に、友人の黄橋安吾が訪れる。彼は見舞いと同時に、悲しい報せも持ってきていた。

一分と少しで読めます。

人肉が食卓に上がるようになって早50年。 一線を越えた味が、ある中学生の「常識」を変える。 ★人口過多の解決策として人肉が食用として許されるようになった未来が舞台です。多分有り…

ええ、本当に思いつきだけです。音楽でいったら、イントロだけって感じ。

何か書きたかったので書きました。

神谷茂とイングランド出身のグレースは国際結婚をし、子供を持つ家庭を築いていた。ある日、街中で茂は、女に呼び止められ幸せなものをアンケートで答える。《妻》と書くと、女は子供をもらう…

夜中に目を覚ましたリンは、屋敷の裏手から聞こえてくる歌声の正体を探ろうと浜辺へ向かう。