なんとかっこいい物語なのでしょう。
熱くて、誇らしくて、優しい。
単なるマチスモ小説とは一線を画した、南沼さんならではの「やわらかな」眼差しが素晴らしかったです。好き。本当に、作者様と題材の噛み合わせが最高な小説でした……。
構成もすごいかっこいいんですよね。戦いの中の一瞬をコマ送りにして、その途中に回想を挟んでいく形でストーリーが綴られていくのですが、それが得も言われぬ効果を発揮しています。かっこいい。作者様の筆力の高さがなければこうも成功しなかったろうと思えるほどに難易度の高い書き方だとは思うのですが、見事に描き切られている。私もこんな凄い小説書きたかったよぉ、と思いました。
いやはや、素晴らしい。凄かった。みなさんも読んでください。めっちゃ良かったです。