見た目と正体のギャップや、リズミカルなストーリーがとても魅力的でした!
妖怪たちの経営する異形の者共が通うレストラン『百鬼夜行』。そこに人間の女の子が1人混じって働いています。そんな彼女らの日常を覗くような作品です。登場する妖怪たちはみんなメジャーで分かりやすくそれぞれが個性的で、人間の女の子である花子の異物感が全くなく完璧に溶け込んでいるのが逆に面白いと思いました。彼女の「人間力」の成せる技かも知れません。今作で完結しており、さらりとした読み口でゆるくコメディを楽しめると思います。
主人公は、高校に通い始めた人間の少女。 バイト先を探していたが、日々落ち続ける。ようやくバイト先が決まるが、そこは妖怪が出入りするレストランだった……。 妖怪ものですが、全体的にコメディタッチですらすら読めます。出てくる妖怪達も雪女、豆狸、天狗と多種多様で楽しめます。 妖怪が登場する作品が好きな方だけではなく、重苦しくない、軽妙な短編を探している方にもお薦めです。
主人公と客とのやり取りがユーモアがあってよいです。これからも執筆頑張ってください。