皆様こんにちは。桐生甘太郎でございます。
わたくしには大きな謎が出来てしまいました。「飴色のナイフ」です。あの作品に出てきた、飴色のナイフと称される鋭い空の光。あれは一体、何を表現しているのでしょうか。
自分でもさっぱり解りません。
確かに私は散歩の帰りに、余りに鋭過ぎる日光に恐れをなし、その気持ちを隠しに微笑んで見せたのです。
しかし、なぜ日光の欠片に向かって睨みつけるなんて真似が必要なのかが、さっぱり解りません。
きっと私は、あの頃の私とは別の人間なのでしょう。
ですが、あの頃書いていた「青い絆創膏」の主人公の気持ちなどは、とてもよく解ります。
飴色のナイフは、たった一晩のうちの1時間程を、少し細かく書いた作品です。今読むと書いてある事は少な過ぎますが。
模様替えで部屋の景色が変わっても持ち主は同じ人間であるように、合成の誤謬が起きるのでしょうね。
さて、飴色のナイフって一体なんだったのでしょう。あの作品ばかりは私自身が理解出来ないのです。
桐生甘太郎