桐生甘太郎です。このたび、「【歴史/時代】大正時代までを舞台orモチーフにした作品、集まれ!【感想書きます】」という企画イベントに参加させて頂きました。
企画主様がお望みとのことで、冒頭1万文字以内に登場する一番好きな人物と、好きな台詞、それから想定する読者を挙げます。
好きな人物
「源五郎」
1話では、「四十男」としか書かれていませんが、いわゆるいい人といった性格が好きです。
冒頭1万字以内での好きな台詞は以下のものです。
「雨に降られたと、爺たちから聞いた。…お前は普段から、あまりものも食わずに畑へ行く。それは“始末”という目で見れば、獲れたものを食いつぶすこともなく、よいことかもしれぬ。しかし、それだから少しのことでそんなに体を壊してしまうのだ。真面目もいいが、もう少し元気をつけなさい。これ、ここへ…」
こちらは庄屋さんの台詞なのですが、場面としてとても好きです。
具体的な想定読者としては、「落語が好きな大人の方」に読んで頂きたいです。私自身が落語好きが高じて歴史小説に挑戦するようになりました。恋愛物語ではありますが、様々な思惑やしがらみが交錯するので、大人の方の方が受け止めやすいかと思います。
ですが、私は今まで企画主様が条件としておっしゃった「基本的な作文様式」を全く知らずに小説を書いていましたのでこのたび少し修正はしました。それでも条件に適っているかが私自身ではよく分かりませんので、読みにくくなっていましたら、申し訳ございません。
それから、この作品は人間関係が起こした悲劇の物語ですので、「歴史を生きた人々に捧げる敬意がしっかりとあるか」と言いますと、少し物足りないのです。
「これではいけない」と企画主様がお考えになりましたら、遠慮なく企画から削除して下さい。
それでは、よろしくお願いいたします。