こんばんは、桐生甘太郎です。
今回、江戸時代小説「元禄浪漫紀行」を書き始めてもう一週間と少し過ぎましたが、いやはや、時代考証を少しはしようかなと思っただけなのにとても大変だなと、ひしひしと感じております。
実際に文献に頼ることもあるのですが、ほとんどはインターネット上の詳細なウェブサイトなどを次から次へと渡り歩いています。
時にはどこかの教授の方が書いた論文のPDFに頼ることも。
1話を書くのに大体調べものが3〜5時間、1話書き終わるのには大体1時間、そして投稿作業はたくさんのウェブサイトにアップロードしているため、修正を含めて、5時間は掛かることになります。
病人で体も動かせませんし、無職の主婦なので時間はあるのですが、なかなかに骨の折れるものだなあと思っています。
でも、私は落語をよく聴くようになってから、江戸時代がとても好きになりました。そんな憧れを抱きながら、現実の江戸時代のことも知っていくのは、とても面白いことです。
それから、江戸時代を見る視点でとても参考にしていますのが、杉浦日向子さんのお書きになった、「うつくしく、やさしく、おろかなり 私の惚れた江戸」という文庫本です。
杉浦日向子さんは、「現代人が閉鎖的な封建社会であった江戸時代に学ぶなんてとんでもない、江戸の人はおろかであった。でも、憎み切れないのだ。そして愛しいのだ」といったようなことを、本の中でお書きになっています。
私も全く同意見で、私の書きたい江戸時代とは、おろかさと、猥雑さと、優しさのある愛しい時代です。
まだまだそんな自分なりの江戸時代など書けておりませんが、これから必ず書けるように、努力して参ります。
「元禄浪漫紀行」を、どうぞよろしくお願いいたします。お読み下さる方へ、御礼申し上げます。有難うございます!
それではまた。