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カクヨムコン5!!!!

寒い日が続いています。先月は別所のコンテストへの参加〆切に追われておりました。体調も戻りつつあり、次の長編までの骨休めをしているところです。

さて、カクヨムコン5が始まってますね。
今年も短編賞を行っているということを聞きつけて、性懲りもなく連投しています。
長編部門、朝読部門にチャレンジされる方は頑張ってください。今年も気まぐれにふらっとヨム活します。
短編賞参加の作品には足跡がてら、いくつか読みましたがどれも面白いですね。私も負けないように頑張りたいと思いますが…あと1作投稿する予定で、それ以降はあまり考えてません。昨年は1ジャンルに1作という無謀なチャレンジをしましたが、今回はほとんどキャラ文芸に絞って、現在3作投稿しています。

ざっくり紹介します。

1作目
『肉食の羊』ジャンル:キャラクター文芸
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892856756

“私の狂愛を君に捧げるよ”

死にたがり少年の九重摂は、その日、密かに思いを寄せる美少女、八木洋花の「言葉」に傷ついた。そのせいで百貨店の屋上から死のうと考えるも、それは八木によって阻まれる。彼女いわく「17歳は死にたがる」というのは病気のせい、らしい。
逆光の自分から命を狙われている九重に、逆光の世界からやってきた八木洋花=この世ならざる狂った獣が狂愛を囁く。
出会うはずのない二人が出会ったとき、世界は愛にあふれ、大きく歪みだす。

こちらは九月の大阪文フリにて、菖蒲あやめ様主催のアンソロジーに寄稿したものです。
なんだか難しいこと言ってますが、パラレルワールドの世界からやってきた自分に殺されるというトンデモナイ事態を阻止するお話です。
利害一致の、満場一致の二人の思いが交差する。いつか長編で書きたい内容ですが、この場をお借りして投稿しました。八木はとってもかわいい女の子です。ぐいぐいいくタイプの女の子と、押され気味な男の子という組み合わせが好きなんでしょうね、よく書いてるような気がします。


2作目
『葉菜先生が恋する確率は???%です。』ジャンル:ラブコメ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892890102

“恋愛というのは、人間の脳が勘違いを起こしているだけに過ぎない現象です”

現国の非常勤講師、長丘葉菜先生に恋する高校生男子、荒熊空大の告白大作戦。
つれないしそっけない葉菜先生にあれやこれやとアピールするものの、すべて裏目に出てしまうので、クラス全員が空大の告白を応援する。
なんとか二人きりになれたものの、補習というシチュエーションで告白はままならない。なりゆきで「好き」だと伝えてみるも、先生から出た言葉は――

これはグイグイいく男子に押され気味な女の人っていう構図ですね。愛があれば年の差なんて関係ない。超絶ポジティブな空大と若干ネガティブな葉菜先生の恋愛攻防戦はまだ続いています。


3作目
『古代先生式、猫のすゝめ』ジャンル:キャラクター文芸
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892871337

“探偵には黒猫、ミステリ作家にはサバ猫、作家には猫。とにかく猫が必要だ”

愛想は上辺だけ、裏表を使い分ける書店員女子、志熊野花と自称ミステリ作家のネット炎上文豪、古代廻流の回りくどい日常譚。
ある日、古代は「猫を飼うための資料がほしい」と野花に絡む。それを鬱陶しく思いつつも無下にあしらうことはできない。何せ、この古代という男、話はつまらないが顔だけはすこぶるいい。ソシャゲの推しキャラにそっくりなものだから、野花は彼に優しくしてあげている。
さて、二人をつなぐ「猫」がもたらすものとはなんなのか。

お喋りで鬱陶しい古代先生と、つーんと冷たいツンデレな野花のやり取りだけで話が進んでますが、久しぶりに楽しいキャラクターを作ったのでここ最近はこの二人がお気に入りです。長くつらい病みに溢れた長編小説を書いていた時期に突然思いついたキャラクターだったので、この場をお借りして投稿しました。
内容は、スランプに陥った作家のひねくれた復活劇というものですが、この二人にもなにかしらの赤い糸がつながっているのかもしれません。


気がつけば3作とも何かと「恋愛」が絡んでいますね。
実は、次に投稿するお話も「恋愛」を軸にしていますが……こちらは呪いと怨念がたっぷりです。
昨年の短編賞キャラ文芸部門に出した「神林稲子」の続編を書いています。これに伴い、タイトルも一新し「昭和呪術師 神林稲子の霊媒旅行記」としました。前作は「花姫伝説の巻」というサブタイトルを入れてます。
続編は「戀獄呪いの巻」。12月24日に投稿できるように執筆開始しました。
乞うご期待。



《御礼》
・夷也荊様
『肉食の羊』
『葉菜先生が恋する確率は???%です。』
『古代先生式、猫のすゝめ』への素敵なレビューをありがとうございました!

また、作品への評価、応援など励みになっております。皆様、本当にありがとうございます。



《各作品更新予定について》
◆行き場をなくした物語(短編集)
 毎月1日更新。

◆うさぎの骸(異世界ファンタジー)
 次回は「第三章 黒薔薇の記憶」。更新日未定。

◆学園相談室ラビリンスへようこそ(ホラー)
 更新未定。

◆霊媒堂猫の手(ホラー)
 更新未定。

4件のコメント

  • 小谷杏子 様

     こんにちは、夷也荊です。
     お礼が遅くなりましたが、拙作をフォローして頂き、有難うございます。
     小谷杏子様から長編フォローして頂くのが初めてだったと思うので、
     本当に嬉しいです。
     ところで、御作『肉食の羊』を拝読して、ある漫画を思い出したので、
     立ち寄った次第です。『羊のうた』という漫画です。
     「私たちは、羊の群れに紛れた狼じゃない。牙をもって生まれてきてしまった羊。それが私たち」という内容のセリフが名台詞なマイナーな漫画です。小谷杏子様は守備範囲が広いので、もうご覧になったかもしれませんが、一応ふらりと戯言を申し上げに立ち寄ったのでした。まあ、話の内容は全然違いますけれども。
     次の御作の短編、とても楽しみにしております。

     それでは、応援まで。
  • 夷也荊さま

    近況ノートへのコメントありがとうございます。
    夷也荊さまの長編、楽しみにしています。時間のあるときにゆっくり一気に読もうかなぁと考えているところです。
    「羊のうた」は存じ上げませんでした!なんとなくSFといえば羊、迷える子羊…って感じで思いつくままに書いた本作ですので、なんだかすごい偶然に驚いてます。本当は「肉食の山羊」だったんですが、その名残で「八木」でした(笑)
    教えていただきありがとうございます!探してみますね。
    それではまたのお越しをお待ちしております。
  • 小谷杏子 様

     こんばんは、夷也荊です。
     この度は御作『シトラスタイム』の一次選考突破、
     誠におめでとうございます。
     今後の結果が楽しみです。

     それでは、お祝いまで。
  • 夷也荊さま
    こんばんは。近況ノートまでお越しくださり、ありがとうございます!
    実は夷也荊さまからのメッセージで気づきました…!びっくりです。
    これも夷也荊さまの応援のおかげです。ありがとうございます。
    今後どうなるかは分かりませんが、良いご報告ができればと思っています。
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