概要
探偵には黒猫、ミステリ作家にはサバ猫、作家には猫。とにかく猫が必要だ。
ソーシャルゲームにドハマリ中の書店員女子・志熊野花が勤める向島書店には今日も風変わりな男、古代廻流がやってくる。彼は自称ミステリ小説家であり、昭和臭漂う文豪気取りの平成生まれ。そして、クレーマーより厄介な居座り大臣という異名を持つ。
この古代が、ゲームの「推し」と顔が似ているせいで、野花は無下にできずにあしらっていた。
そんな付かず離れずな関係に、突如介入するのは「猫」。古代先生式、猫のすゝめとは如何に。そして、この「猫」が招くものとは。
なんでもない日常に、ほんの少しの彩りを。これは奇妙で愉快な彼らの日常譚である。
この古代が、ゲームの「推し」と顔が似ているせいで、野花は無下にできずにあしらっていた。
そんな付かず離れずな関係に、突如介入するのは「猫」。古代先生式、猫のすゝめとは如何に。そして、この「猫」が招くものとは。
なんでもない日常に、ほんの少しの彩りを。これは奇妙で愉快な彼らの日常譚である。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!作家には、猫が必要なんだ。
書店員の女性主人公は、女性向けノベルゲーム好きだった。そして、そのゲームに出てくるキャラクターの2.5次元俳優のファンだ。そんな彼女のもとに、いつも無駄に長居する、自称ミステリ作家がいつもやってくる。どうやら書店では、主人公がその自称ミステリ作家の担当だと思われているらしい。主人公にとっては、迷惑千万だ。
しかし困ったことに、主人公が好きな2.5次元俳優と、その自称作家は顔が似ていた。そのため、主人公は自称作家にキャラクターのセリフを言わせてみる。だが、キャラクターボイスとかけ離れていて、げんなりする。
そんな自称作家が、突然「猫の本」を探しに店を訪れる。何でも「作家には猫が必要」なの…続きを読む