@ksksksk

高校2年の長津碧は天然変人文学少女。夏休みのある出来事を経て、学級書記で茶道部所属のしっかり者、野坂緑との関係性が変わっていく。 既存の百合作品の王道を踏襲しつつ、何にも分類で…

私の好きな人は兄の彼女。でも、さっき別れたらしい。二人が別れた理由を知らない訳ではない。

本当だったら彼氏と会う予定だった親友と、夏祭りの最後の日を過ごすことに。 手を繋ぐことも、お揃いの髪飾りも、二人にとっては深い意味はない。

彼氏に振られたわたしは、親友である桜川結芽の家へと来ていた。 涙ながらに思いの丈を吐き出すと、結芽がわたしを抱きしめる。 「じゃあ、私と付き合う？」 その言葉が冗談とは分か…

外に出ることは決して許されず軟禁生活を余儀なくされていた切奈は、ある日外で楽しそうに遊ぶ兎羽と小枝を見つける。二人が羨ましかった切奈は、家主の目を盗み外に出ることにした。 それか…

魚さんは、青春を探しているらしい。でも、青春ってなんだろう。楽しくわっほーいとはしゃぐこと？　それとも身が悶えるような黒歴史を後世に残すこと？　恋なんてものはしたことないしできる…

刃物が出てくる百合。

高校二年生の青崎葵の世界は止まってしまった。葵以外の時間が止まってしまった世界で、彼女は歩き出す。ほんの少しの願いを抱えて。

　島袋晴那は両親の都合で、沖縄から東京の高校へ転校するはめになっていた。 　生まれてこの方沖縄から一度も出たことがないため、新しい環境にも中々慣れない中、一つ年上の亜澄由羅と…

　鈴木紅葉（すずきめいぷる）は自他共に認める学年の問題児。 　派手な金髪に短いスカート。直径の大きいサークルレンズを付けて、風紀委員の手を焼いていた。 　テストでは赤点…

大学の天体観測サークルで、月を見ることになっていた日、うっかり仲間に置いていかれて、1人でいたところに、私は知らない女子学生に出会った。 名前も知らない彼女と私の、一晩の物語。

幼なじみの優里と早希は、いつでも側にいた。だけど、成長するうちに少しずつ差が生まれていき、それはいつの間にか決定的なものになっていくのだった……。

大学生の陽菜と柚月の、歪に拗れた感情のストーリー。 ※第五十三回殺伐感情戦線　お題『拒絶』への投稿作品です。

私、駒綱なずな、17歳。普通の暮らしに飽き飽きしている普通の高校生二年生。だけど『撃ったものを絶対喋らせる光線銃』を偶然拾って、流れで魔女になっちゃいました。そしたらチュパカブラ…

人気キャバ嬢美優は悩んでいた。 店長の指示で新人の女の子と百合営業を求められているからだ。売上は上々、しかし美優はその新人の女の子の抜群のルックスと、気配りもばっちりで非の打ち所…

田井中綾咲（たいなかいさき）は同級生で同性の連藤直（れんどうなお）に憧れていた。 高校一年生の夏。三十年に一度だけ催される「大七夕祭り」の伝説を頼りに、菊裳菜依（きくもなえ）に背…

丘の上にあるキリスト教系女子校に通う少女たちの、淡い恋と想い、憧れを描いた短編集です。順番に読んで下さると嬉しいです。 女子校は進学校、中高一貫という前提で書いています。 …

雪の降る夜。どこにでもいそうな平凡な女子高生ーー衝羽根夕月(つくばねゆづき)は、道端で座り込んでいた不思議な雰囲気の少女ーー朝辻咲万(あさつじえま)を拾う。

高校に入学して三ヶ月経ったある日、倉橋音瀬はクラスメイトから首を絞められる。 いや、なに、なんで。 どうしてクラスメイトに首を絞められているわけ？ 混乱する音瀬は、やたら整った顔…