壺中天

１．『硝子細工の人魚姫』　従姉妹同士だった少女へむける儚い想い。　彼女は同性ではあったけれど、これは恋だったのだろうか。 ２．『матрёшка,Петрушка　雪と氷のマト…

陸上女子な高校生のひとりごと。 ※小説家になろうにも投稿しています

夕暮れはジャムの色。 溜息は瓶詰めにしたらしあわせが逃げないか。 キス、口づけ、接吻。体への接吻はエロティック。 ロシアンティーは紅茶を一口、ティースプーンでジャムを一口。 そん…

ロシア✕スパイ✕ガールズラブ。 スチームパンク以上、サイバーパンク未満。 三幕構成で友人以上恋人未満。 グロ✕ロリからエロ✕グロへ。 『瑠璃色硝子な人魚姫への追憶～そこはかと…

【本文には出てこない裏設定】 しぃーちゃん：樺色の髪、榛（はしばみ）色の瞳で乳白色の肌。体の発育がよく、すらりとした手足。クラスの女子で一番背が高くて成績も一番。 ただし、そち…

女嫌いで男色家だっていうエスター公爵からおうちに結婚の申し入れがありました。エーリンの社交界デビュー迄にはまだ二年あったのに何処でお目にとまったのでしょうか。 公爵は黒翼の魔王…

ホラーというのは、本当だけど嘘。 花冷えの夜にお送りする、寒々としたジョーク。

はじめに会話とキャラありき、あとはあえて決めずにぶんなげ。 現実でもファンタジーでも可です。時代も世界もお好みでどうぞ。 師匠は魔術師か錬金術師、あるいは歴史家や神学者かもしれ…

水も漏らさぬ軍の警備態勢に対し、テロリストは最新型の爆弾を使用。その時、見習いの少女兵アリョーシカは……。

『転生した私は全裸でゴブリンのお手つきになっていた』続編はじめました。メインキャラもかわっててコメディっぽいんで、前作を読んでなくたってかまわないです。あちらの女主人公がラスボス…

ミステリーというのは嘘、とはいえ音楽ものでもない。これはたんなる言葉遊びで、ほんの架空の犯罪小説です。

プラトニックと肉欲のはざまのラブストーリー。愛想のないブスの彼女、そしてその友人の美少女。ちょっとした三角関係なのに、何故か俺の心はゆれないブレない。 銀杏に関してはWikiとこ…

13章目　万霊節 ハロウィンと吸血鬼がテーマの物語詩です。 だれかに片恋をしているらしい少女が、 そのとときどきの想いを詩に綴るかたち。 あとは夢とか、本とか、妖精とか。 一…

現代学園とファンタジーな異世界を日帰り死に戻りでいったり来たりする、混ぜるな危険のテンプレ化学反応。一話完結の掌編連作です。着替え中のまま食パンをくわえて暴走する少女と転校生の眼…

“我は盗賊、汝が誇りを掠めとらん”――手もとに本がないけれど、太宰治の『晩年』あたりだったと思う。高慢な女騎士に濡れ衣で片腕を奪われた盗賊が闇に身を堕として復讐する話。

物語の予感だけで終わる物語でしたが、「第０回 長編シナリオの第一話と最終話だけ書く会」に参加して、最終話とあとがきを追加しました。 ユーゴー『レミゼラブル』、ドストエフスキーの…

　転生したら全裸でゴブリンのお手つきになっていた少女の話。陰惨であることをそれなりに覚悟してください。あらゆるものへの憎悪、そして復讐の快感。 　闇魔法、『死蔵』『葬炎』『喪蝶』…

この話はあくまで徹頭徹尾フィクションであり、まったくもって事実無根の都市伝説にすぎません。非常に危険ですので決して真似をしないでください。風評被害等のないことを願います。

暮葉　驟雨。 センターシティー・ゴーラ。2262年生～2296年没。 代表作、『ドンファンまがい』『屍臭期』。 二十歳で処女詩集『ドンファンまがい』を世に出し、一躍時代の寵児と…

二人きりの文芸部の部長である詩織先輩は、長い黒髪を首筋の後ろで束ねていて、僕より背が高く屹然とした美人である。初夏の昼休みに先輩はこんな出題をした。

女なんてめんどくさいしどうでもいい？ モテたくなんかないんであっちいけよ？ みんなビッチでつかまったら人生おしまい？ そんなストイックでひねくれものなあなたに、 より…

ふと思いついたタイトルからの断片的なイメージと案です。創作のプロセスをオープンにしながら書きたしていきます。どこにいきつくかいきつけないかは成りゆきしだいです。 ※タイトルだけ…

ヴィクトリア朝時代、霧の都ロンドンで捨て野良猫娘が、車椅子の人形少女メリー御嬢様に拾われてメイドとなり、切り裂きジャック、人間自然発火、謎の秘密結社などの怪事件にひっかかりまくる…

オネエチャンがブログを始めます。きっと恥ずかしい失敗をすることでしょう。 木犀荘の白魔女黒魔女と呼ばれている高校生の双子姉妹。ネアカで美人だけど家事能力が壊滅的な昼子、ネクラで有…

会長は愛する高塔先生への告白を宣言した。先生は小太りで優しい細目の人である。生徒会の面々の反応は冷ややかだった、「中年デブのどこがいいの」「臭い」「オタクっぽい」「ハゲるとき、ハ…

晩夏で寒冷な夜のことだった。舞台は領主の館の一室、登場人物は潔癖症で高慢な貴族、冒険者をしている山猫のようなの娘。

犯罪捜査官である桜衣舞衣（サクライマイ）が時間犯罪者の男を追跡する話です、一応。彼女の出番自体は少なく、いろいろとややっこしい仕掛けがあるのに話自体は短いです。 ※　この物語は…

品のよい下ネタをねらう。

ハローウィンの夜にVRMMOで、同じ時間に同じ場所へログインしたはずなのに双子の姉妹は会うことができず、たった一人で海賊の幽霊船の中をさまよう。繰り返される悪夢に姉娘は心を蝕まれ…

あんたは砕けたガラスみたいに自分も他人も傷つける。綺麗で脆い。だから優しく包みたい。 出別れて会って別れて、また出会い。そして、いつかは結ばれる？

「さあさあ、おいで、子供達。これから人形劇をはじめよう。りんご飴がチケット代わり。楽しんでくれるといいがね。ところで、ちょっと不道徳な内容かも。お父さんお母さんには、ないしょだよ…

戸田桔梗は中学からの友人である私といっしょに、あやめ学院――通称、黒百合修道院――に入学させられる。古武術師範な父親より幼い頃から武術を習い覚え、そのお転婆ぶりを嘆かれたせいだ。…

いずこにかある四つの秘法を求めて、少女は鴉とともに流浪の旅する。 少女は半妖精半妖魔の混血。星の乙女なる寺院に拾われて育つが、決して馴れることのない獣のような娘だった。水魔王の謀…

「方言小説募集」参加。方言は影姫の語る第２章で使われてますが、そこだけ読んでいただいてもかまわない仕掛けになっています。ただし、セルフレイティングに嘘偽りなしです。 /俺は暗殺…

水妖記を読み返そう。 そう思ったんだけど、 アーサー・ラッカムの絵の入った、 あの美しい本は一体どこいったか。 探したけどみつからない。 なのでこれから語るのは、 記憶とイ…

秋の夕暮れ、校舎裏。あふれる想いが、つい口をついて出た？ 自分は少年、それとも少女？　あいては彼、それとも彼女？ こんな脅し文句、誰か使ってくださいって、ツイッターであったから…

一夜の宿を借りた旅の僧が語る。人がけものの姿にみえるようになった若殿は、残忍な虎の心をもった姫から逃げだし、いたずらの罰でしじみに生まれ変わった元天女の娘に出会います。基本ボーイ…