男女の仲はお互いを知り交際して深まるものですが、この物語では、スケバンとパシリの関係の中で芽生えた愛についてです。暴力を振るわれながら(そのたびに冷静にパンツを観察しながら)、それでも愛は育まれていく。『美人は三日で飽きる』という言葉があり、『えくぼもあばた』という言葉もある。男女の仲は、どう発展するかわからないものです。『まっ赤な苺』というタイトルが秀逸です。苺が好きな人にとっては、あのブツブツすら愛おしい。それが愛。
不良女を愛する話です。冒頭の出だしに吹きました(笑)文章もシンプルでグッド、読みやすくて読み返すのも苦になりません。そしてラストもバランスがよく、タイトルを綺麗に回収してます。別の短編が読みたいですね!次の話にも期待して星三つ送らせて頂きます。
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