詩のようなリズム感のある文章で一文ごとに場面がサクサク変わりますが、すべてがあたしという主人公地続きなので引っかかることなくスムーズに読み進めることができます。生物という漢字について疑問に思う繊細さ。気が強いけど寂しがり屋。みんなの応援がほしかったけど……。試合に負けた理由を他責にしたりもするけど自分の弱さを認め、涙する健気な姿。すべてが愛おしく、あるがままも彼女を何もかも受け入れて上げたくなります。